【鹿児島】テイエム牧場温泉/垂水市新城
鹿屋最終日。3日間過ごした鹿屋市ともお別れです。名残惜しくはあるけども、我が家が恋しくもある。
ニューワールドホテルをチェックアウトして鹿屋バス停へ向かいます。
鹿屋バス停は地域で一番大きな複合施設「リナシティかのや」前にあります。
福岡でいうキャナルシティみたいな存在です。2007年に101億円をかけて周辺地域の活性化を目的にオープンしました。
しかし2025年現在は空きテナントだらけで空洞化しています。ほぼ映画館の役割しか果たしていません。
原因は2024年10月に核施設のマックスバリューが撤退したことにあるようです。
母体のイオンはリナシティの更新はせず、白崎町に新しくイオン鹿屋を開業する選択をとりました。
その結果、商業の中心は白崎町、寿町に移っています。
本来、商業の中心になるはずだったリナシティ周辺には、空洞化した複合施設と淘汰された商店街が残りました。
淘汰した側のイオンまで別の町に移転するとは皮肉なものです。
鹿屋から出発。この後は垂水港から薩摩半島に渡りますが、その前にひとつ寄り道します。
まさかりバス停で下車。バス停周辺は何軒かの廃墟がみえるだけですが、その廃墟並びの中に抜群の湯質を誇る温泉が隠れています。
▼ロードサイドの海の家の廃墟が目印
「テイエム牧場温泉」です。
競走馬の牧場地に湧いた天然温泉で濃厚な塩化物泉が特長です。浴槽に析出物が堆積する、野趣あふれる温泉として知られています。
海の家の廃墟の隣に「TM温泉」の看板が立っています。看板の前の瓦礫の場所にかつて母屋がありました。※解体済み
牧場名でピンと来た方もいると思いますが、7冠馬「テイエムオペラオー」が育った場所です。
個人的には1999年有馬記念で馬券を外した苦い記憶があります。
▼テイエムオペラオーbyウマ娘。
2000年初頭に一世を風靡した名馬を輩出した牧場ですが、既に閉鎖されています。
牧場が無くなった後、正式には「まさかり温泉」の名前で残っているようです。
▼看板脇から砂浜に降りていくと温泉があります。
サウナはありますが「土日しか稼働していない」とか「サウナはもうやってない」などの口コミが多い。
真相を確かめたいところですが、改装後は規模収縮、13時開店と短くなっており、時間が合わないので見るためだけに寄りました。
低温サウナでおなじみのテイエム技研の森林浴シリーズだからなんとなく想像がつきます。
浴槽は鍾乳洞ばりに析出物が蓄積しているそうなのですが、その一旦を裏手の砂浜で確認できました。
砂浜でここまで積もるのはすごい!でも過去画像と比べると湯が少ない。もしかしたら湧出量や温度が下がっているのかもしれません。
元々ぬる湯らしいのですが、こちらに流れている湯もほんのりあたたかでした。
TM温泉の道向かいには目立つ廃墟がふたつあります。
ひとつは鹿屋市の名店「ラーメンイーグル」の旧店舗です。2019年~2020年までこの地で営業されていましたが鹿屋市白水に移転しました。
移転理由は隣の建物が廃墟化したからなのかもしれません。
一足先に廃墟化したのであろう隣の建物は、海岸沿いのレストランだった様子。
▼以下過去画像は「みやっちの今日を振り返って」様より引用
過去写真から「世界一のこめ料理」「らーめん日本一」「鰻料理」「そうめん流し」など、派手に書かれた看板が確認できました。
らーめん日本一はラーメンイーグルが付けたのかもしれない。
レストラン脇から林道を降りると、こちらにも中規模な廃墟があります。手前の建物には「受付」の看板が残されていました。
ここに「名水まさかりの里」という店があったようです。
エキテンでは違う場所が表示されますが、入口が一致しているので間違いないかと思います。
上の廃墟レストランも同じ経営みたい。
2000年頃までそうめん流しをやっていたようですが2010~2012年頃に休業。
その後数年は何かしらの用途に転用されていた感じがあります。
2018年には競売情報があがっていました。債務不履行にでも陥ったのでしょうか。
落ちていた南日本新聞やお知らせの貼り紙も2018年で時が止まっています。
牧場の閉鎖と共に周囲一帯の時間も止まったまさかり海岸。
それでも名馬を癒した名湯はコンコンと湧き続け、地元の方々を癒していました。
垂水港に到着。大隅半島を離れて薩摩半島に帰ります。
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